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  • 2011.10.14 Friday
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在処

口に出さない奴に限って

「永遠」とか

「絶対」を信じてる

かく云う僕も

信じてしまっている一人だ

変わらない想いとか

変えられない気持ちとか

結果論として

事実として

もう長い間存在してる

この不文律

信じてくれなくてもいいや

どうせあるんだから

いつでも取り出せる場所に

どうせあるんだから


誓いではなく

もう決まってるんだ


どうせ忘れない


忘れてしまえない


だからもう


決めたんだ


愛し続けることを


振り返らない背中を


見つめ続けることを


あなたの強さを


守り続けることを



命あるかぎり

奇跡

歩き続ける

見失わないように

ぶつけ続ける

解り合えるように

出逢えた奇跡を

無駄にしないように

あなたの眼差しに

応えられるように

ゆるぎない生き方を

証明するんだ

二度と起こらない

奇跡のために

偶然

「逢いたい」



「逢えない」



「逢わない方がいい」



同時に沸き上がる感情と理性



矛盾させないための言い訳









上手く思いつかない





なら委ねるしかない?


偶然という


臆病な魔物に

風向き

ぐるぐると向きを変える

風にあわせて

僕も

傘をさす方向を変える

そんな当たり前のことに

気がついた瞬間



幾つも傘を取り替えて

でもその度に

ずっと

大事なものは変わらなくて
やっぱりその度に

傘のさし方も変わらなくて

だから本当は

傘なんかいらない

風向きに戸惑う

傘なんかいらない

必要なのは

傘をさす理由

前に進む強さ

風に負けない想い

高鳴り

声を待つ















        高鳴る


言葉を待つ










         募る


 その人を待つ





      込み上がる





   その人がいる







    微笑む







そして目の前で


密かに………高鳴ってる



暗黙の了解

「愛してる」と

お互いに

言えずにいた恋でした

頑なに

「答え」を出すことを

躊躇っていた恋でした

はじめから

「終り」を望んでいた

矛盾した恋でした

どちらからも

「サヨナラ」を

言えずに今もいる

恋でした


また会えるなら

それでいい

死に別れるより

よっぽどいい

人生のニュアンス


人生という言葉のニュアンスが

僕の中でまた変わろうとしている

桜の花の色が

去年とはまた違って映るように

歳を重ね

人と重なり

培ってきた

生き方のニュアンスが

春の日射しのように

変わり続けている

穏やかなだけでなく

時には強く

時には陰り

風が花を乱し

雨が花を散らすように

でも本当は

変わらないのかもしれない

桜の花の色が

本当は変わっていないように

僕の生き方は

誰かが僕を見る角度で

色を変えていくのかもしれない

その誰かを

その角度を

大切にする方法を

人生のニュアンスで

表していくのかもしれない