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  • 2011.10.14 Friday
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愚か者の歌

愚か者が歌を歌う


夢見がちなラブソングを歌う


ひねりのないブルースを歌う


詰めの甘いメッセージを歌う



誰でもない自己嫌悪を歌う


誰にもない独り善がりを歌う


聞きたくもない劣情を歌う


知りたくもない後悔を歌う



愚か者だからこそ


愚かにも歌を歌える


たぶん俺は幸せなんだろう


歌う歌がまだあるうちは


心が振動しているうちは



プレゼント

本当の別れを

本当の悲しみを知っている

そんな人からのプレゼント

今も大切にしているんだ


脱け殻になりかけて

でも力強く生きる決意とか

聞かせてくれた人だから

今も大切に思ってるんだ


いつか見た景色

繋いだ手の温度

忘れてしまうけど

残るものがある

飲み干したワインの

ボトルの滓のように

決して綺麗とは

限らないけれど

ほろ苦い思い出なら

すり替わることもない



命の輝きを

永遠の別れを知っている

そんな君からのプレゼント

たとえ代わりにはなれなくても

今は大切な

僕の一部なんだ




Running in the rain

どしゃ降りの雨の中 駆け出すくらいの

ちっぽけな勇気しか持ち合わせてないけど

出来ることがあるなら

しでかしてから悔やむよ

思うままに生きられる

時代でも世代でもないけど

自分に降りかかるように

真上に噴き上げる水を

歌いながら浴びる

映画のワンシーンのように

向こう側の空に

虹が架かるのを願うよ

降り注ぐ水の裏から

綺麗なプリズムが見えるなら

どこまでも駆け出せる

追いかけて行けるんだよ


あがらない雨があっても

それはそれで意味を持ってる

晴れた空の下じゃ

見えない景色があるから


でも君のいる場所は

いつでも青い空でいて欲しいよ

いつでも虹が架かってて欲しいよ

等身大

サングラスをかけても

指輪やバッヂつけても

僕は僕にしかなれない

空も宇宙も飛べない


誰かのピンチに颯爽と現れる

そんな憧れもあったけどね

でも僕の好きになる人は

自分の荷物を持てる人で

僕が守りたい人は

歯を食いしばってみせる人で

出来ることは幾つもないんだ

肩を並べて歩くこととか

同じ夢を語り合うとか

ただそれだけで解り合える

そんな仄かな灯りでいいんだ


僕は等身大の僕にしかなれない

だからその名も無き小さな火を

消さないことが僕の役割

その為に強くなろうと思うんだ

トリック


上ったはずの階段なのに

気が付くと下りていた

だまし絵のようないくつかの場面

思い出して少し笑えてきた


隙間だらけの軽い荷物を

大事そうに抱える人生

たぶんそれが何よりなんだよ

時にはどこか物足りなくても

もし欲張って詰め込んでも

滑り落ちたとき

弾け飛んで

全て台無しにする

そんな人もいるだろ


必要な物しか入ってない

隙間だらけの軽い荷物を

それでも大事にするんだよ

手品みたいなドラマじゃない

タネも仕掛けもない人生にも

ワクワクするような

ジリジリするような

スリルとファンタジーが詰まってるんだよ




calm days


去年までの彼女の誕生日に

徹夜明けで一日朦朧としてた

ウソみたいに 思い出す間もなく

平穏無事な世界



日常の積み重ねを幸せって呼んで

締めつける狂おしさをトキメキとか呼ぶなら

いつでもどちらかを選ぶのが人生だね

そしていつでも無くなると欲しくなる

選ばなかった方を覗きたくなる

握ったものを離さなきゃ

抜けない壺みたいなもんだ

割ってでも取り出そうとして

傷つけたまま手にいれても

そこに幸せもトキメキもない

散らばった破片が痛みを増やすだけ



気が付くと夜になってたくらいで

ちょうどいいと思えたそんな日

もう少ししたら

何気なくメールでもしようかな

コーヒーでも飲んで

一息いれるくらいの気軽さで


平穏無事な日々

誰もが望む

幸せとトキメキ 半々の日々

これがそうなのかな

だとしたら悪くないな


no loser

敗者のいない勝利を目指せ



戦いに意義があっても


争いに意味を求めるな


破壊と創造が裏表だなんて


結果論だけ鵜呑みにするな


壊す事を恐れないのは


平気で踏みにじる事とは違う


形あるものが失われるのは


運命じゃなく必然なんだ


その手で壊していい


理由にはならない




敗者のいない勝利を目指せ


どんなに難しくても


やってみる価値はある