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  • 2011.10.14 Friday
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vacancy

なぜこんなに虚ろなんだろう?

その意味を知る度に

愛するってことが怖くなる

大事なモノを増やすことに

ひどく臆病になる


切なさとも違う

哀しみとも云えない

永遠に落ち続ける

砂時計のような

vacancy

埋め続ける粒は

この身から剥がれた

おがくずのようなもの


その流れる音に

耳をすましても

君の声は聴こえない


goblin

こんなことなら無理にでも

締め出しておけばよかった

いまもまだ胸の中で

無邪気な小鬼が暴れてる

いたずらなモンスターが

あの日の笑顔のまま

心臓を押し潰す


いっそ体ごと

引き裂いてしまいたいけど

きっと手遅れなほど

僕の一部になってるんだ


皮肉だろ?

耳たぶや爪先まで

熱く血が廻るのも

小生意気な小鬼が

この体を動かしてるんだ


滑稽だろ?

誰のためでもなく

僕は二度と

愛してると

言葉にはしない